「重いAndroid Studioを軽く!低スペックPC向けの快適化設定まとめ」
「重いAndroid Studioを軽く!低スペックPC向けの快適化設定まとめ」
Android Studioは非常に高機能な統合開発環境(IDE)ですが、その分PCへの負荷も大きく、スペックの低いパソコンでは動作が重くなりがちです。この記事では、メモリの少ないPCや古いノートパソコンでもAndroid Studioを快適に動かすための軽量化・高速化の設定方法をまとめました。
【1. 最小限のインストールにする】
初回インストール時に、以下のような設定を意識しましょう:
- ✅ 不要なSDKバージョンを省く(例:最新の1つのみインストール)
- ✅ Android Emulatorはスキップ(後述の代替案あり)
- ✅ Google APIsなども必要なときだけ追加
【2. メモリ使用量の調整】
▷ studio.vmoptions
ファイルの編集
studio64.vmoptions
ファイルを編集して、使用する最大メモリ量を制限します。
-Xms256m
-Xmx1024m
-XX:MaxPermSize=350m
-XX:ReservedCodeCacheSize=240m
※場所:
Windows:C:\Users\<ユーザー名>\.AndroidStudio<バージョン>\studio64.exe.vmoptions
macOS:~/Library/Application Support/Google/AndroidStudio<バージョン>/studio.vmoptions
【3. プラグインを減らす】
- Android Studioには多くのプラグインが標準で有効になっていますが、使用しないものを無効化しましょう。
- 例:
- Firebase Services
- Google Cloud Tools
- Version Control(Gitなどを使わないなら)
設定場所:
[Settings] > [Plugins] → 不要なプラグインを「Disable」
【4. エミュレーターの代わりに実機を使う】
Android Emulatorは重いため、低スペックPCでは非常に厳しいです。可能であれば、以下をおすすめします:
- USBデバッグを有効にした実機スマホで直接動作確認
- 開発用に古いAndroid端末を使うのもアリ
【5. Power Save Mode(省電力モード)の活用】
開発中にコード補完などを必要としないときは、Power Save Modeを使うと負荷が軽減されます。
メニューから:
[File] > [Power Save Mode]
【6. Gradle設定の最適化】
gradle.properties
に以下を追加して、ビルド時間を短縮します。
org.gradle.daemon=true
org.gradle.parallel=true
org.gradle.configureondemand=true
【まとめ】
対策 | 内容 |
---|---|
不要な機能の除外 | SDKやプラグインを最小限に |
メモリ調整 | vmoptions の見直し |
実機デバッグ | エミュレーター回避 |
Power Save Mode | IDE負荷を軽減 |
Gradle高速化 | ビルド時間の短縮 |
Android Studioは設定次第でかなり軽く動作します。ぜひあなたのPC環境でも快適に開発できるよう、この記事の方法を試してみてください!